≪実際にあった被害やトラブル事例≫
以下の事例から、本人にはまったく責任の無いことで子供がトラブルに巻き込まれていることがわかります。高校生の交換留学制度が、大人の無知と無責任から当初の理念を失い、本来の機能を果たせていないことが原因だといえます。
(注)当サイトに寄せられた被害報告および相談、私が実際に経験したものや見聞きしたもの、元斡旋団体員、留学関係者からの情報です。重複を避けるため、よく似た事例は代表的なものだけにしました。なお、情報提供があっても信頼度に欠けるもの、相談者が掲載を望まないもの、サイト上での公開がためらわれる内容については除いています。
・クレームを「高留連」に報告すると、どういうわけかその斡旋団体の代表から電話がかかってきて怒鳴られた。
・24時間サポート体制のはずが、ホストでさえも現地スタッフと連絡がとれなかった。留守電に伝言をいれても返事もこなかった。日本の親からの急用の電話も現地スタッフは無視した。
・地元でダストセンターといわれている、移民したばかりで英語が話せない子や不登校児など問題のある子が通うところに行かされ、授業らしいものは無かった。そのあと中国人ばかりが通うスクールにも行かされ、正規の高校に行けたのは5ヶ月後だった。
・娘には軽いアレルギーがあったが、斡旋団体から対応できるといわれたので留学させた。しかし、ステイ先には猫がいてホストはヘビースモーカーだった。他にホスト家庭が見つからなかったので子供は我慢していたが、重症化して現地の病院に通院することになった。
・現地入りしたもののホスト家庭が見つからず、同じ斡旋団体の日本人留学生と一緒にさせられた。現地スタッフに抗議すると我慢できないなら帰国するしかないと言われた。親が留学団体に抗議したものの何ヶ月もそのままにされ、そのあいだずっと現地スタッフから暴言を浴びせられ続けた。事前のオリエンーテーションでは、現地で日本人留学生と会っても言語習得の妨げになるから離れるように言われていたことと矛盾している。
・留学団体からの入金が遅れたので(無償のホストのはずなのに)ホストから出て行くようにいわれた。団体側はすぐに支払うといいながら再度支払いが遅れ、そのことでホストとの関係が悪くなりチェンジしなければならなくなった。
・ホスト家庭も学校も見つかっていないのに子どもを現地に送り込むという、見切り発車が当たり前に行なわれている。
・説明会での話しとあまりにも違うホスト先だったので留学団体に変更を言うと、それなら私費留学するしかないといわれた。追加料金を払わないとホストチェンジできないことなど事前の説明会では聞いていない。初めから私費留学ありきだったのかもしれない。
・現地の交流団体は、前年に問題があったホスト先に生徒を送り込んでおきながら(後でわかった)、問題が生じるとまるで知らなかったかのように責任逃れをする。
・ホスト家庭は経済的に困窮状態だった。生活レベルが著しく低く、部屋中に汚物が散乱して冷蔵庫の中もハエだらけで、胃腸の調子も優れず体調が悪くなった。
・必ずいるはずのリエゾンパーソンと呼ばれている現地担当者が決まっておらず、トラブルの際に相談できなかったので支部に連絡してみたが返事は来なかった。親に連絡して親から団体に言ってもらう方法しかなかった。
・ひどいホスト家庭にいる私のことを心配して自宅に預かってくれるという学校の友人の話を、現地の担当者が友人宅と大喧嘩して潰してしまった。
・ホスト先の食事が、数年前に賞味期限が切れている冷凍食品ばかりだと現地スタッフに言ったら、無理やり頼まれて預かったのだから文句あるなら出て行けと、ホストに逆切れされた。
・ホスト家族が、マリファナやドラッグ等の愛好者だった。*
・ホストマザーとファザーがいないときに、ホストブラザーにレイプされそうになった。当時は体調不良でボーツとしたのかと思っていたが、後年、セックスドラッグといわれるレイプ目的のためのドラッグ入りの飲み物を飲まされたのだとわかった。
・ホストから家族として紹介されない男性が地下室に住んでいて気持ち悪かった。*
・男の子のホストファミリー(ホストはひとり暮らし)がホモセクショナルだった。
・ホスト家庭には二人の留学生がいた。空き部屋がないということで、物置に使っている地下室に入れられた。くもの巣と虫だらけで幽霊屋敷のようだった。
・ホストファミリーが説明会で聞いた話と全然違っていたので、現地の担当者に変えてくれるように頼んだところ、なまいきだと言われ日本に帰るよう指示を受けた。
・団体関係者が子供の目の前で、ホストに現金(ホストは無償受け入れのはずなのに)を投げ捨てるように渡す。*
・シャワーで水を使いすぎる、アルコールを飲んだと嘘の証言までされ、一ヶ月も経たないうちに一方的に強制帰国させられた。あとでステイ先の家がネット上で売り物件になっていることがわかった。
・受入れ校は正規の高校であるはずなのに、行かされたのは美術学校だった。
・団体側の確認ミスで聴講生扱いになっていたため、成績証明書が得られず留学先での単位が在学校で認められなかったため留年となった。
・到着してからホストファミリーが決まっていないと告げられ、現地スタッフ宅から学校に通っていた。数ヵ月後にはその現地スタッフからホスト先を自分で捜すように言われた。
・団体からの支払いが遅れ家を追い出されることになった。現地スタッフからホストファミリーを自分で探すようにいわれたので、学校の友達や先生に相談して預かってもらえるところを見つけた。ところが翌日になって現地スタッフが、預かってもらう話を潰してしまった。後になってわかったことだが、現地スタッフが別のホストファミリーを見つけたからで、相談した学校の友達や先生には、あの子は嘘つきだと言いふらされていたこともわかった。
・毎日、家族全員の皿洗い、洗濯、風呂や部屋の掃除までさせられ使用人のように働かされた。
・ホストファミリーといっても、留学生の下宿代をあてにしている国際交流など興味のない一人暮らしのお年寄りだった。生活費の足しに複数の留学生を受け入れていた。
・無償受入れのはずなのに留学団体からのお金が滞っているからと、学生にお金を要求したり追い出すというホストもいた。
・ホストファミリーもホスト校も無料の受け入れと聞かされていたのに、学校から授業料が支払われていないと告げられた。斡旋団体に問い合わせると学校には2週間以内に送金すると答えたが、学校からはこのまま入金がないと強制送還すると言われているのでものすごく心配だ。
・ホスト先がイギリスやカナダのように英語圏であっても、英語を全く話さないファミリーもいるので英語の勉強にはならない。*
・ホスト先の審査など行われておらず、新聞広告で募集して簡単に決めていた。預かってくれるところならどこでもOKで募集をかけていた。
・留学前に団体側に提出した書類(ホストへの手紙等)がホスト先には届いてなかった。お金目当てで受け入れているホストにしてみれば子供の手紙なんかどうでもいいことなのかもしれないが。
・有償のホスト家庭にダブルステイ(同じ留学団体の生徒二人ずつステイさせる)していた生徒の片方の親が、ホストに高価なプレゼントを持っていったことで、ホストの子供へのえこひいきがはじまった。
・派遣先タイでのホスト家庭があまりにも貧しく衛生状態も酷かったので変更してもらったが、2度目のところも同様だったので1ヶ月も経たないで帰国することになった。
・強制帰国(留学プログラム離脱)となった理由が生徒本人にもわからず、留学団体側からも明らかにされなかった。
・留学費用を全額支払った途端に団体の対応が一変して命令口調になった。
・たび重なる団体側のミスや嘘から不信感を抱いたので解約を求めたところ、返金には一切応じないどころか反対に脅かされてしまった。
・ホストファミリー先が怪しげな格好をした信者らが集まる新興宗教の拠点だった。
・宗教を強制されたことを地域カウンセラーに相談したことで、ホストからあることないこと言われ、問題児として現地処理され一ヶ月も経たないうちに早期帰国させられた。
・現地カウンセラーや現地ホストは、日本の団体からの支払い(ホストは無償受け入れのはずなのに)が滞ると、そのはけ口を留学生に向け、悪口を言い、辛く当たったり出て行けと言う。
・ホストファザーから猥褻行為を繰り返し受けている。現地担当者にこのことをしゃべったら、情緒不安定だと言って精神科医に連れて行くと脅されている。
・ホストが介護を期待する高齢者夫婦だった。学校に毎日行かれると困るという理由で追い出されることになった。
・環境に適応できなかったということで早期帰国となった娘は、留学中のことは一切話さない。それ以後、家族のなかでは留学という言葉は禁句になっている。
・問題を起こしたことは一度もないのに、ホストとスクールを何回もチェンジさせられた。その日のうちに急にチェンジさせられるので、学校の友達と別れの挨拶を交わすこともできなかった。期末試験中なのにチェンジさせられ試験勉強もできず悔しかったし、心休まることもなかった。
・斡旋団体からは一日2食と聞いていると言っても、一日1回、夕食としてポテトチップ一袋を渡されるだけだった。冷蔵庫も飲み物以外は入ってなかったので、親から送金してもらい自分で食材を買い料理して食べていた。ホストは毎晩夜遅くにしか帰らず、ほとんど顔をあわせることもなかったのでいつも一人だった。
注)*印については直接の被害というより、子供に及ぼす影響を考え掲載しています。
≪ヤフー知恵袋などに寄せられている被害事例≫(注:記事の信頼性については各自でご判断ください)
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