高留連会員団体WYSが3月11日に退会処分

 交換留学ガイドラインには無いプログラムを行っていたとして、高留連会員団体WYSが3月11日に退会処分となりました。(高留連は2013年6月4日に解散) この団体、派遣先カナダでの学校やホストファミリーがボランティアではない有償の受け入れ先で、子供たちは現地に入ってはじめて、ホストからボランティアではなくビジネスで受け入れられていることを知りました。 そして、その費用が現地のホストにきちんと支払われなかったことで、複数の子供がトラブルに巻き込まれたり、人数分のホスト先が確保できなかったため、ダブルステイ(WYS生を2人ずつステイさせる)をさせるなどしていました。

 留学生活というのは、それでなくても子供にとって安易なものではなく、取り巻く大人たち、とりわけ斡旋団体を含む留学関係者が支援するのは当然のことなのに、それ以前の交留学プログラムの破綻によって子供達が被害を受けました。 日本とは違い、現地の人々のお金に対する感覚はとてもシビアだと聞いています。 きちんとお金を払っていても、ろくに食べさせてもらえないこともあるというのに、なんとも嘆かわしい話です。 AFSやYFUのような大手の団体でもカナダ枠はほとんどない中で、カナダの募集人員が桁外れに多い団体でした。

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