アメリカでの交換留学生被害が社会問題化「米メディアCNNニュースより」

 アメリカ政府の斡旋団体に対する管理体制の甘さ等から、高校交換留学生への虐待が社会問題化していると、米メディアCNNが取り上げています。 今回のニュースは、米の非営利団体アスペクト財団(Aspect Foundation)での2つの事件で、国務省の会見、留学生本人、ホスト先、地元エージェンシー、上院議員他への取材内容になっています。

 このなかでアスペクト財団の地域スタッフは留学生ひとり紹介すると400ドルもらえると話していたり、被害者がこの件を国務省に通報してもなかなか取り合ってもらえなかったこと、国務省が当初この件の調査をアスペクト財団自身に命じたことはミスだったと認めている等々、被害が表面化しない理由についても、被害者が高校生であること、中途帰国させられたくないので訴えないことが指摘されています。

 そういえば、2005年に米での交換留学生の虐待対策に乗り出したのは国務省でした。 留学推進に34億円も使いながら、管理体制の甘さから留学被害の噂が世界中に広がることで結局のところ大恥をかいているとでもいうべきでしょうか!

http://edition.cnn.com/video/#/video/crime/2009/07/16/dcl.griffin.abused.students.cnn CNNニュースより*URLはすでに削除されています

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